日本一周野宿旅 後半6 舞鶴要塞②

はい、前回の続きです。

ちなみにこの日記をだらだら書くにあたって自分の記憶のみでは到底おいつかないのでTwilogを見てますw

ツイッターに何処に行っただとか飛び飛びだけれど書いてあるお陰でなんとか回った順序が思い出せるw

2012年10月09日からスタート!

 

前日につづいて舞鶴要塞見に行きます!

キャンプ場に荷物は置きっぱなしで身軽な装備で出発!

またまた朝から登山!

建部山堡塁砲台跡へ向かいます。

地図を頼りに建部山の登山道を捜索。

一応ハイキングレベルの道として建部山は書いてあったので前日の道よりマシだろうw

登山道と看板はがあるのは入り口だけで他には全く案内板がなく畑のあぜ道のようなところから広場に出る感じ…

この廃れっぷりからこの登山道の先は…

なんか崩れてたり草が覆い茂ってたりなかなかの歩きにくさw

でも、ここも元軍道のため車両が通行出来るレベルの幅もあるので歩きやすいです。

ところどころ倒木があるけれど大して苦労することなく登山。

道自体は歩きやすく街のホームページではハイキングルートとして紹介してくくらいなので途中にベンチが設置してあったりするのだけど・・・

ベンチが既にヤブに埋もれててベンチに座るのに体力を消耗しそうw登山道にそのまま座ったほうが楽ですw

そして、しばらくすると・・・

突如巨大な石垣とレンガ造りの何かが見えてくる!

山頂は砲台跡の公園になってます。

・・・が!

公園とは一体何処からどこまでを公園と言えるのだろうかw

なんかキャンプ場で見かけるようなカマドっぽいものがあったりするけれどコレは当時物のようには見えない・・・

公園として整備した時にバーベキュー広場にでもするつもりだったのだろうか・・・

公園として整備した後の放置っぷりが半端ないですw

広場なんかは既にヤブの海w

山頂公園内で遭難可能な気配が漂っています。

ちゃんと砲台跡の看板が立ってたりします。

そして奥に進むと

いつものアレがありましたw

しかし、左の奥の方はヤブがきつくて見に行くの大変だな~と思ってたら・・・

 

中からつながってましたw

無事、すべての壕を通過。

更に別の壕へ

さ・・・先があるぞ!?

司令室的なものかな?

頭上の伝声管から落石がゴロゴロなかに落ちてたw

壁にも穴が・・・コレもどこか他につながってるんだと思う。

壕を出て外をぐるり。

そしてもう一個発見。

これも他でもよく見かける形だけど内側がドーム状だった。

けっこう綺麗。

砲台跡。

貯水池?にしては小さいし水の気配がない。

伝声管か?

またまた壕。

坂上二郎って落書きなんだよ・・・

見晴台から。

現在の住人たちw

 

ひと通り見終わった後はのんびり下山。

途中、スズメバチが行手を遮り飛び去るのを待ってしばらく待機したりしてたw

 

続いては槙山砲台へ。

ここは当時の軍道がそのまま舗装されて今でも通行可能なのでバイクのまま乗り入れできます。

途中には自衛隊関係の施設もあったり砲台の真横はテレビの中継アンテナ基地局があったりと現役の道。

ただの舗装林道のはずなのに石積みの立派な橋は当時物なのだろうw

道路沿いの法面も立派な石垣。

道路沿いに突然現れる洞穴・・・

多分人工的なものだと思うけど素掘りのため上面が崩れて入り口が上がってしまっている。

中は気になるけど入り口が狭いから覗くだけw

そして道路沿いに突然現れる壕。

車で簡単に来れる場所だけあって壕の中はゴミが捨てられて荒れ放題。

そして壕の上に登ると。

見晴台からの絶景!

しかし、なぜ何十年も前の見晴らし台がこんなに綺麗かと言うと・・・

現在はパラグライダーの滑空場所になってますw

そのため見晴台へ登る階段も綺麗で登りやすいですw

きっと休日はこの軍道跡にパラグライダーを積んだ車が並ぶんだろうなw

そして、雨が降ってきたら元軍事施設に入って雨宿りでもしてると思うとちょっと不思議な風景w

こんな感じで舗装路に壕が並んでます。

コレなんか入り口と窓に木枠が残ってますw

閉鎖後に打ち付けられた立入禁止の板の枠なのか当時の扉の枠なのかわかりませんがw

 

続いて・・・

金岬砲台を目指します!

ただし・・・この砲台は今までのものと違って現在は道がありません!

岬にあるものの現在通行可能な道は登山道含めて道としてはないらしいですw

けど・・・当時はそこに道があったわけで・・・

そこを通ります!

でも現在は道が無いので普通の地図には何も乗ってません。

が!国土地理院の地図には載ってますw

スマホアプリで国土地理院の地図が見れる物もあるので行った先々で見てみると楽しいですよ!

国土地理院の地図では一応現在も徒歩道として載っています。

金岬の山頂へ行く道がこれしか無いので一応主要拠点への道って事になるんでしょうか?w

この道を進みます!

 

来た道を少し戻って行くと峠道の途中にちょっと広いカーブがあります。

そこに・・・大きな倒木の先が軍道跡の続きです!

ちなみに、この倒木。

ネットで調べる限り4,5年前にはもうあるっぽいですw

入ってすぐにここは道なのかと疑いたくなるような景色の連続w

ただし、誰かがここを通っているのは間違いないですねw

誰だよこんなイタズラしたのはw

こんな感じに歩きやすい場所もところどころあるよ!

そして・・・何箇所もの倒木を越えていく間に気づく・・・

倒木に人が通れるスペースができている事にw

誰かがここを通った際に邪魔な倒木の枝を刈ってくれています。

お陰でその誰かの通ったルートを通れば自分で枝と戦わずに進むことが出来ましたw

一応ナイフは持っていたもののヤブは切れてもとても枝を切り落とせる品物じゃなかったので助かった!やっぱり廃道を歩くにはナタが必要だなw

黙々と歩いていく。

道自体は平坦な上に足元の道は恐らく元砂利道。

とっても歩きやすいのでつかれません。

しばらく行くとこんな場所も登場した・・・

道がねぇ!

完全に路盤がなくなってます。

ちょっと頼りない太さの木だけどいい位置に生えているのでコレに捕まって慎重に渡ります。

ずっと崖沿いを歩いていたのが両側とも森になってきたらゴールが近い!

 

門柱の登場!

中に入って感じたことは・・・

とにかくすごい!

一般人が全く踏み入れない場所だけあって荒らされた気配がない。

そして広い!

そして・・・

地面に転がっているゴミに注目!

ンリキ?

( ゚д゚)ハッ!

キリンビール(ルービンリキ)!

 

これも当時物なのだろう。

割れもせずに転がっている。

この瓶だけでもその内価値のあるものになるかもしれない?

そして・・・

いつもの壕!

なのだが・・・

今までのと何が違うか・・・写真じゃ伝わりにくいか・・・

めちゃくちゃキレイなのよ!

本当に明治33年に作られた軍事施設なのか!?と思うレベル。

掃除すれば全然住めますw

自分がもし犯罪犯して山に逃げ込むならここに逃げますw

 

でもよく見ると

コンクリートが水に侵食されてつららが出来ちゃう程の時代がたっている・・・

レンガの塀がちゃんと立ってるところなんて他ではほとんどなかったのに・・・

石垣で囲まれてる・・・恐らく砲台があったであろう場所なんてこんな大きな木が生えてると言うのに石垣自体は土に埋もれることなく綺麗に残ってる。

窓には閉鎖時にでも打ち付けて行ったのか板が打ち付けられて残って居る場所も・・・

壕の中には大きな角材が転がっている・・・これも扉の枠かな?

土に埋もれてないのもそうだけど石造りの物が今でも原型をとどめている箇所がとにかく多い。

ここは、ただの遺構というよりも遺跡と言ったイメージ。

毎度おなじみの貯水槽。

窓にそっと置かれた瓶。

この瓶の形好きだな~w

持ち帰っていいものなら持ち帰りたいところw

階段、階段、階段!w

砲台!

一人じゃなければ今でも伝声管がちゃんと繋がってるか試してみたいところだw

砲台!

もちろんここにも伝声管。

伝声管の付いた小さな穴・・・見張り台かな?

敵襲時はみんな壁の小さな穴に体を隠したのだろうか?

 

そして更に見つけた瓶。

強力殺虫液イチゲキw

更に裏を見ると・・・

ちょっと写真で読み取れない・・・

メモしとくんだった!

製造・・・?

カンサイ蝿取紙w

やっぱり虫だw

 

ちょっとググってみた。

 

なんか衝撃的なポスター出てきたんだけど!?www

関西ハイトリ紙株式会社のイチゲキって殺虫剤らしいw

 

便にストロー付いてて霧吹きと同じ原理でスプレーするのね・・・

間違えて吸い込んだらどうすんだよwww

ちなみに検索結果で見やすい瓶の写真が出てきたと思ったら舞鶴要塞の同じ瓶でしたw

もう一本瓶の写真。

岬?とだけ書かれてる。

中途半端にこの写真しか撮っていなかったけどコレもぐぐってみたら。

大日本麥酒株式會社製造ってところの瓶らしい。

 

とりあえずコレで舞鶴要塞の写真は終了!

撮影時間を見たらこの要塞だけで1時間くらい見て回っていたらしいw

帰りがけ、門柱にセミの抜け殻を発見w

 

そして歩いてきた道を戻って数時間ぶりに愛車と再開w

またまた前日の鹿さんだらけのキャンプ場で一泊するのであった。

 

舞鶴要塞探索はコレで終了!

 

次回は野宿日記に戻りますw