点火不良修理

珍しい点火不良修理をやったので軽く記事に。

1970年代のアグスタ。
資料がないどころか作ったメーカーすら存在しないから手探り修理。
いろいろと配線チェックや抵抗値、各コイルの発電量チェックを行った結果、エキサイターコイルが一番怪しいという結論に。

バラしてみるとエキサイターコイルは素人作業で0.2mmのニクロム線で巻き直しされていて、表面はガムテープで巻いてあるお粗末な品物が…

抵抗値が約90Ω
0.2mmの銅線なら恐らく150m程だけど、とりあえず解してみる事に。
本当なら巻数を数えながら解すんだけど…数値からして既に巻数とか無視して巻かれてしまっているようなので気にせず解体。

銅線の重量は42gでやはり150m相当で断線やショートはなかった感じ、だけどクランキング時の発電量が少なすぎてこれじゃ点火が安定するわけがない。

0.12mmの線を用意してとりあえず巻けるだけ巻いてみた。
予想では全部巻ききって400m程。
とりあえず40g程巻いた段階で抵抗値を確認。
600Ω程になっていた。

とりあえず550Ω程まで解してエンジンに仮組み。
キック時の電圧が150V程。

エキサイターコイルの発電量としてはちょっと高めくらいだけどCDIが壊れたりする電圧ではない、ベスパなんかもどうやら電圧高めの設定らしいのでこれで行ってみる。
CDIに結線してスパーク確認。
そのままプラグをエンジンにさしてキックしてみると一発始動!

アイドリングや空吹かしもテストしてエンジンが温まりきっても問題ないので…

フライホイール周りをもう一度ばらして仕上げ作業。
綿糸とワニスでコイルを固めて…

他のボロボロになっていたチャージコイル周りの配線なんかも交換!
元通りに組みなおして再テストして問題なし。

電子部品店の店頭で手に入りやすいエナメル線は0.2mmくらいまででそれより細いのは取り寄せになるから…近場で手に入った一番細い線で巻いてみたって感じだったのかな?
とりあえず、エンジン好調になったので満足!

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