デリボーイ 噴射ノズルメンテナンス 開弁圧調整

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前回の続き。

前回、車両に取り付けたの145~150kg/cm2付近のノズルを一旦全部ばらしてシムの厚さと噴射圧力を再測定して戻しておいた。

そして、噴射圧力を総て150kg/cm2以上に上がるようにシムの厚さを計算してトヨタに発注しておいた。

 

頼んだシムが届いたので早速デリボーイを再度分解。

部品取り車を合わせると4回目のノズル脱着なので慣れた物。

一つずつノズルをばらしてはシムを測定して組み付け。

 

1番ノズル

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1.365mmを1.375mmに交換。

 

2番ノズル

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1.335mmを1.350mmに交換。

 

3番ノズル

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1.360mmを1.400mmに交換。

 

3番ノズル

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1.350mmを1.375mmに交換。

 

こんな感じでちゃちゃっとシム交換して組み付け。

今回はコレでもうバラすつもりは無いのでちゃんとトルクレンチを使って総て組んだ。

ノズルボディの締め付けトルクは375kg・cm

形になったのでノズルの開弁圧をチェック。

いい感じに総て15.1~15.2MPaくらいで働いている。

153.9~154.9kg/cm2なので総てのノズルが基準値の上限付近。

元よりも8kg/cmくらい開弁圧が上がったかな?

 

あとは、車両に取付!

ノズルASSYの締付けトルクは700kg・cm

リターンパイプは300kg・cm

 

実際に走ってみた感想は…

はっきりとエンジンのレスポンスが向上した。

エンジンのレスポンスが向上したおかげでアクセルを踏んだ時にいつもより若干高回転で加速していくのでけっこう早くなって感じる。

黒煙は…

相変わらず出てる…

 

これ以上はエンジンOHやら噴射ポンプのOHになってしまうのでとりあえず作業完了って事でこの状態でセッティングして黒煙を減らす方向にしていこうと思う。

とは言ってもディーゼルのセッティングなんてよくわからない…

とりあえずスモークセットスクリューを少しずつ動かしてはベタ踏み加速で煙の状態を確認を繰り返して…

スモークセットスクリューを90度戻した所で落ち着いた。

煙の量と加速力の両方のバランスが良いところに合わせてみたけど…

かなりいい感じになったと思う。

 

もしかして、スモークセットスクリューいじられていたのか!?

とりあえず、元よりも黒煙もかなり少なくなってた。

このくらいなら次回の車検はアンチスモークを使わずに通せると思う。

そして、加速感もノズルメンテ前よりは良くなったと思うので満足!

 

明日はデリボーイにFZを載せて高速走行なので、早速、荷物を積んで負荷がかかった時の黒煙の状態を確認できる!

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