ジャックナイフ

最近、学校で作っているライントレースカーの作業が忙しく家に帰るのも遅く、しばらくDJ-1に乗るどころか振れることすら無かった・・・
ある日夜露の多い日だった・・・いつも一緒にバイク(スクーター)の改造をしている友人が修理に出していたJOGがバイク屋から帰ってきたとのことで家の前で話し込んでいたのである。
JOGに跨って少し乗ってみるとバイク屋でセッティングを出しなおしてくれたらしくかなりエンジンの調子が良く少し羨ましく思えた。
ふと、DJ-1にしばらく乗っていないことを思い出し少し動かしてやろうと思いセルを回してやると・・・いつものようにエンジンがかかりいつも通り跨いでいつも通り発進した。
家の前の道を10km/h以下のスピードで10mほど走った後Uターンをしようとフロントブレーキを使ったところ・・・
「ドッカーン」
爆音と共に突如目の前が真っ暗になり何が起きたのか全くわからず気がつくと自分がアスファルトの上に横たわって目の前にDJが倒れている・・・
なぜ倒れたのか把握できないまま一応起き上がってDJを起こそうと試みるが・・・
左手に全く力が入らない・・・
右手で車体を立て直そうとしてみるものの片手ではなかなか起こせない・・・
友達に手伝ってもらい車体を起こしエンジンを恐る恐るかけてみると何事も無かったかのようにエンジンはかかる・・・
すぐにエンジンを切り家の前まで友達に押してもらったところ・・・
「ドカ」
又も嫌な音である・・・歩いて押している程度のスピードでも後輪が浮きあがりそうなほどな衝撃である・・・
原因はわかった・・・
フロントブレーキが簡単にロックしてしまうのである・・・
その日のうちに故障個所の確認をしたかったものの夜遅い上に左手はレンチを持つことすらままならないような状態であったためその日は解散した。

家に入って自分の体を確認してみると・・・左手の甲に3本のこすり傷(少し抉れている)・・・まさにバイクの転倒時にできる怪我そのものである・・・
他には制服が破けていてボタンも無くなっていた。
その後1週間左手は物を掴むのが精一杯の状態でDJの修理は後伸ばしになった。 それから1週間ほど過ぎ左手の怪我の調子も良くなってきたので近くの「ドライバースタンド」に行ってブレーキシューを買ってきて交換を試みた。
前輪のシャフトを外そうとしたところサビがひどくシャフトを抜くのに手間取った。
無事シャフトを外し前輪を外したところ・・・
その姿に我々は爆笑した・・・なんと、ドラムの中から大量の物体X・・・
なんと古いブレーキシューはほとんど残って居なかったのである。
事故の原因は判明した・・・
おそらく湿気を帯びたこのブレーキの粉がしばらく乗らないうちに固まってブレーキの効きを偏らせていたもとの思われる。
無事ブレーキシューを交換しDJは復活した。
後日わかったことだが、この転倒が原因と思われる故障が2つ見つかった。
一つはマフラーにヒビが入っていた。もう一つはこれ以来フロントサスの戻りがわるいのである。

教訓
バイクに乗っている諸君バイクに乗る前にはちゃんと各種点検を怠らないように特に古いバイクに乗っている人は一度ブレーキを確認することを進めよう。

次に呪われるのはきみかもしれない・・・