板金板金。

とあるバイクのタンク修理中。

最初のそのままで板金屋さんに見積もりをお願いしたところ…

凹みが酷くスタッド溶接で引っ張り出す事になるから最悪穴があく危険性があるとのこと。

と、言うことで凹みを引っ張り出すまでは自分でやってから仕上げをお願いすることに。

 

ケミカルプーラーで引っ張って見たけど・・・ゆるい箇所は引っ張れるけど元々タンクのアールの部分が固くてソコだけ残ってしまう。

硬い箇所だけ凹んだまま残ってしまって鋭角な凹みになってしまうので断念。

 

鋭角な凹みが残ると引っ張りにくくなるので・・・

板金ハンマーで叩いて鋭角で小さい凹みを緩く広い凹みになるように思いっきり凹ませてから・・・

 

必殺!?板金ハンダ!

(ハンダとろう付があれば大体の事はなんとかなると思ってる。)

まずは左側…

ワッシャーをはんだ付けしてスライドハンマーでガツン!の繰り返し。

最初、100Wハンダコテで地道に付けていたけど…パワー不足でなかなか溶けない・・・

30W、40W、100Wを使い分けてるけど・・・300W~500Wくらいの買い足すかな・・・

 

どうせ、最後に慣らしで熱入れちゃうし塗装は剥がすからガストーチでハンダ付け作戦に変更。

写真はとるの忘れてた…

右側…

思いっきり塗装を剥離して…下の角が立ってる凹みをガツンと引っ張る。

続いて上川の角が立ってる凹みもガツンと…

本当はワッシャーをいっぱい貼り付けた状態で凹みを見ながら数か所分散して叩くんだけど…

ガストーチではんだ付けしてるから一個付けると付近が溶けちゃって一箇所しか固定できないw

仕方ないのでこまめにワッシャーの位置を動かして対応。

ドンドンワッシャーの位置を移動しながらガンガン引っ張って…

こんな感じに。

余分なハンダを落として…

いい感じかな!

スライドハンマーで引っ張った箇所はどうしても鉄板が伸びて少し波打っちゃうけど…

後で加熱してから急冷することで伸びた部分がだいぶ縮んで目立たなく出来る。

・・・元々タンクのデザインで角が有る箇所にこれをやるとエッジが緩くなるくらい鉄板が縮むのでやり過ぎ注意。(経験談)

 

そして、最後は地道にハンマーで叩いてスライドハンマーで膨らみ過ぎた箇所を慣らして仕上げ!

その他小さなエクボ数カ所もついでに引っ張り出したのでパテの使用量は最低限で塗装出来る!